意外に感動「感染列島」

ここのところテレビで盛んに宣伝している映画
「感染列島」、感染者が口や目から血を流して
バタバタ倒れて死んでいく、大げさな映画。


新型インフルエンザでそんなたいそうな症状はないだろー
でも、まあ新型インフルエンザウォッチャーとしては
一応見ておく必要はあるかなー、 なんて全く期待せず
映画を見たのだが・・・・


これが予想外に良かったのだ!5回ほど泣いてしまった。
いやー、感動したね。


怖がらせるためのパニック映画だと思っていたが、
ヒューマニズム満載でストーリーも矛盾無く、
現実性を感じさせる出来上がりだった。


見所が随所にある。


もし、日本でパンデミックが起こったら多分
こんな状況になるであろうという場面
・患者多発地域を防毒マスクをつけた自衛隊が封鎖
・封鎖地域の広がりと交通網のマヒ
・消防体制の低下による火事消火の遅れ
・行政機能低下によりゴミ収集等が出来なくなりゴミ散乱の町
・外出自粛によりゴーストタウン化する町

そして
・医療従事者が感染して死亡
・人口呼吸器不足により、使用者を選別。
・病院への患者殺到
・埋葬地の不足などなど
けっこうリアルな描写だった。


この映画は実際に、ある病院で医者や看護師の研修に上映された。


まさかこんなことは日本で起こらないと思うが、
本当にパンデミックが発生すればこういう事態になるということが、
具体的にイメージできる映画ではある。