開業医もつらいよ

昨年6月議会報告紙をだしてから途絶えていた
活動報告紙「みどりの手紙」を久しぶりに発行する。
朝日と毎日に新聞折込と
800部ほど自筆コピーを添えて郵送するのであるが、
けっこう手間取る。


内容は9月一般質問と12月一般質問、それと挨拶やら
後書きと活動日誌、新病院建設問題。


これで紙面一杯、字数が多くて少し読み辛いかもしれない、
文書で伝えられる事は限られる。
報告会でないと詳細な話は出来ない。


報告紙を発行すると数日間は数件読んだ人からの反応がある。


今回は新病院設置の記事に関して寄せられるかもしれない、
どちらかといえば、建設賛成の立場を表現している。


数日前知り合いの医師から電話があって、
病院推進の市民団体が発行しているチラシを見て憤慨したという。
医師会ばかりがあまりにも悪者にされているのが心外だと
話された。


生駒市は最近特に開業医が過剰なほど増えて、
患者さんの確保が難しくなっている、
近隣には奈良西部病院も出来たしこの上、
新病院ができれば、患者が激減してもう開業医は経営破たんする。


また患者の確保が難しくなっているのは
開業医が増えた理由だけではなく、昨年の秋からの不景気も
大きな原因であり、受診を控える傾向が強くなってきたから。


医師会の明確な反対が遅くなったのは
不況の影響がでだした時期とリンクしているからだろう。
開業医の生計が成り立つような配慮が無い状態では
新病院設置は反対だと強く言われた。


ここ最近でも市内に新たな開業医の看板を幾つか目にする。
病院は勤務医が足りなくて困っているのに、
開業医は患者が少なくて困っている。


日本の医療行政がおかしくはないか、医療の分野が偏在しないよう
国がもっと介入してバランスをとらないと解決しない。