続・百条委員会

今日、百条委員会証人喚問最終日、最後の証人は山下市長。


いつも通りの全員起立の証人宣誓から始まって
本人確認と住所・年齢・職業を明らかにする。


一同が関心を持ったのは山下市長の現住所。
生駒市長でありながら奈良市に住んで
生駒市に通勤してくるのであるが、
公人でありながら住所が明かされず、ずーっと謎だった。


早口だったので番地までははっきり聞き取れなかったが、
あー、そんなところに住んでいたのだ。
マンションみたいな感じ。


ま、そんなことはどうでもいいけどね、


喚問時間は一時間、思ったより早かった。
職員に対して程は細かく文書の確認は行われなかった、


山下市長の回答(大体の要約)
随意契約を決めた時期は昨年2月初旬以前で
 この判断は最終的には市長が決めた。


随意契約に該当すると決めた理由は、
 平成20年3月31日までに開設許可申請をしなければ
 ならない、それには基本設計が必要であるとの報告を
 受けていた。緊急に必要性があると判断した。


徳洲会の知っている業者であれば早く出来るのではないか
 と思い、こちらから徳洲会に設計業者をお願いした。
 慣れた業者の方が作業は早いだろうと思った、
 3月31日に間に合わせる為には仕方が無い。


・公文書の日付の遡及は行政事務では決して珍しくはないので
 個々の文書については覚えていないが、
 あまり厳格に解釈してこなかった。つじつまを合わせる為した。


事前協議書の添付書類は病院開設準備室の方で
 調査していたはずで、奈良県の方から図面が必要という指導を
 口頭で受けていたのではないか。
 添付書類の記入事項は基本設計がないと書けない内容だったので
 基本設計が必要と思った。


・シントの設計受注能力は、これまで数多くの徳洲会病院を
 手がけてきた実績で判断した。
 他の設計業者を考えなかったのは、時間が無かった事と
 シントがノウハウをよく分かっており、
 徳洲会にとって使い勝手がいいこと。


・開設許可がされなかった場合、基本設計が無駄になるリスクが
 あったにせよ、もし開設許可がでた場合はただちに基本設計は
 必要となるので、リスクを恐れて基本設計を躊躇して必要時に
 間に合わなかったら、それこそ取り返しがつかない。


大体こんな感じの答えだったと思う。


私はこの一連の証人喚問を聞いて、大筋において理解できた。
不手際ではあったが、やむにやまれぬ事情もあり、悪意もなく、
なにか生駒市が損失こうむったのであろうか。


既に不手際を何度も謝罪しておられるし、善後策として
公文書適正化委員会において一定の指針も出された。


これで良しと思う私は甘いのかな・・・


この程度では到底済まされない、もっと究明していかねば!
と熱くなっておられる議員もけっこうおられるのだが。