怪文書&参考人招致

今日、市役所ロビーで、昔親しかった人に呼び止められた。
(今は仲良しではない)


何かと思えば、今出回っているチラシは
自分が書いたものではないので誤解しないように、
と言われた。


何?今出回っているチラシって。そんなもの全然知りません。


えー、知らんのかとその人は意外そう。
チラシは発行者名無しで古賀国会議員と山下市長と有村京子
の写真入りでお金の問題がどうとかこうとか・・・という
内容らしい。いわゆる怪文書という類。


この三者でどのようなストーリーが出来上がるのか不思議、
写真写りは若干気になるが・・・
選挙前になると怪文書は出没することが多くなる。


半年後には生駒市長選挙はあるが、路傍の石のような
存在感のない私もキャストになるのだな。


その人は所持しているそのチラシを渡そうか、と親切に
申し出てくださったけど、丁重にお断りした。
すると代わりにその人の記事が載った超ローカルな新聞記事を
誇らしげに、断る間もなくグイと手渡された。


生駒市から世直しを始めようという勢いだ。


いろいろな人で構成されているから
世の中は味わい深いのかもしれないが、
自分の感性が及ばないことも多い。


さて昨日新病院設置特別委員会があって、
午前中は阪奈中央病院から副理事、事務長。
午後は、塩見県医師会会長、梅川生駒市医師会長(?)
大塚生駒地区医師会長。の参考人招致があった。


傍聴人は20名ほどで別室で傍聴。


先ず阪奈中央病院の回答から
・救急、癌疾患治療の中核を担いたいと3年前から思っていた。
 看護学校生の実習の為100床欲しかった。
 最新鋭の医療設備を導入して小児から老人医療まで質を
 向上して、小児の医療体制充実、二次救急、輪番にも
 参加して、「地域完結型医療」を目指す。


・増床56床の配分は、救急受け入れを意識して
 小児科15床、内科11床、整形10床、
 脳神経10床、外科10床
 現病院の北側1530平米の敷地を使用。


・小児科の医師は2名、小児科の当直は一名でする。
 小児科の看護師は4名


・医師確保については奈良医大から複数派遣を聞いている。
 また、阪奈独自で複数の小児科医師と折衝している。
 看護師については阪奈中央の看護学校卒業生を見込んでいる。


・地元医師会、県医師会、奈良医大と確固たる連携体制をとる。


・小児2次救急の受け入れが市民の期待する所。
 輪番で月2回。奈良医大の小児科、白庭病院の小児科と
 連携をとる。


徳洲会について
 医師の供給は奈良県立医大である、そこに徳洲会
 入っていない。この状態で奈良県立医大の協力は
 得れるのか。
 
 徳洲会独自でやっていくとなれば、市民の期待を受ける
 ことができるのか。


 研修医が医大には入っているが(徳洲会のせいでということか)
 奈良県以外に行ってしまわないか、看護師の福利が
 どうなるのか分からない。

 
 これまでこの体制でやってきたのに、新病院が中核を担うと
 いうことであれば、県立医大、医師会、市民との連携が
 なければ不安。

  
 少ない看護師数なので新病院がきて科目が重複すると、
 (看護師や医師を取り合って)医療が崩壊する。


 医師会が新病院と連携しなければ、阪奈中央も連携しない。


・56床分の医療について、事業計画途中であるので
 いつ実施できるか分からない。


・小児科医が奈良医大から派遣されないとしても、
 仲介業者を介して会っている。交渉もしているが
 見通しは立たない。  


・阪奈中央病院の病床稼働率は76パーセント
 内訳は療養病床6?%、一般病棟は88パーセント


・山下市長について
 総合病院閉院後、何故小児救急受け入れの話をもって
 来なかったのか。市長に来て欲しかったのに・・・
 56床もらった後も市から何の連絡も指導もない。
 県の指導のもとにしなければならないのか・・・



一応なんとか私が書きとめた分である。
午後、医師会参考人招致分は後日記する。


午後、塩見会長は地域完結型医療については否定的であった。
また大塚会長は小児科医の二人体制では十分な小児科医療は
不可能だと言っていたので、阪奈中央病院の現計画でも無理
だということか。


また、阪奈中央病院の小児科医確保の目途が具体的には
立っていないことも分かった。希望的観測のみである。


何度か山下市長が小児科受け入れの相談がなかったと
繰り返されたが、整備専門委員会などで総合病院閉院後の
医療欠落状況は把握されていたと思う。
対応に動き出す為には市からの働きかけが必須条件だったのか。