続・参考人招致

医師会に対する参考人招致から

・小児科については一次はメディカル、二次は北和医療圏、
 三次は近大。二次対応の病院は市内には無いが北和全体
 で補われている。

・産科については二次の救急は無い、県の救急部会で審議
 されている。産科の一次輪番に参加している医師は少な
 いので今後促していく。

・一昨年12月に全医師会会員で話し合ったところ、政策医療
 については事足りている。
 診療所は増えている、不足分野は無い。過剰化どうかは
 分からない。

・本来の意味で二次救急体制がとれている病院はほとんど
 無い。よくて内科医一人、外科医が一人当直

・三次は24時間何でも対処が理想だが、医者・看護師
 不足で難しい状態。
 二次救急で手術もできるような病院体制を目指すべき
 だが、現時点ではこのような病院は無理。
 一次、二次、三次と広域的に考えるべきで、三次は県
 の仕事。

・小児医療については医者の数が少ない、都市部に研修医
 が流れる。学会としては小児科医を一箇所に集める体制
 が良いが、出来るのは今のところ医大だけ。
 県立奈良・よろず・近大をセンター化する
 三室は支援病院レベル。
 これぐらいしないと小児科医療はできない、
 一人二人の医師ではどうにも出来ない。


・病診連携、病病連携は高度な対応が必要になっている、
 お互いよく認識しあっていること。


・地域完結医療は絵に書いたもち、理想論。
 スタッフ、設備が無い。(塩見会長)

・ドクターヘリは奈良には無い、奈良県の救急患者を
 大阪に搬送するのは恥ではない。必ずしも地域で
 地域の問題を解決する必要はない。
 県下全域をみて医療を考える必要がある。(塩見会長)


生駒市立病院が無ければ、阪奈中央病院を
 全面的にバックアップするが、いつどれだけという
 具体的なものはない、話し合いの糸口はある。
 医大の協力が必要であるのに、生駒市医大の協力を
 求めていない、塩見との間では合意はある。


・一昨年に全ての医療機関関係者を集めて聞いたら、
 政策医療は既にやっているという話だった。
 もう、政策医療は必要で無い、小児については
 白庭病院で5床あり、小児の二次輪番に参加
 出来るところがあればそれでいい。(梅川会長)


・24時間何でも受け入れる病院が果たしていいのか、
 小児二次輪番は二人では無理、本当に良い小児科医が
 対応するのか。産科でも同様、毎日二人が当直しないと
 やっていけない、トータルして14人医者がいないと
 一週間の当直にならない。(塩見会長)


・小児については二人体制で10人ベッドはありえない、
 朝・昼・晩・で症状が変わる。当直体制はどうなるのか
 普通は5〜6人いるはず。(大塚会長)
 

徳洲会は外来偏重、入院よりも外来偏重の病院体制。
 10診療所分の外来機能で地域医療にどのような
 影響を与えるか・・・
 生駒市が産科二次、小児NICUを備えた母子健康
 センターを作るなら意義がある。(大塚会長)


・指定管理者は独立行政法人、民間は誘致と決めていた。
 全国公募で徳洲会ただ一箇所という不信、
 応募しなかった理由をほかの病院に確かめるべき。
 公的病院が閉鎖、縮小するなかで、どうして収益が
 上がるのか。(梅川会長)


長くなるので今日はここまで・・・