「酒井議員をリコールする会」

今日セイセイビル市民ホールで「リコールする会」が
開催された。参加者数は120名ほどであろうか。
議員は主催者側の2名と、一般参加の私だけ。


前回この会に参加されて、私同様になじられた議員は
来ていなかった・・・
所用があったのだろうか。


私は又お門違いの攻撃にさらされるのではと
そっと隅の方に着席していたのだが、
今回は大きな会場で講師を招いての
結成集会だったので、そのようなことはなかった。


私をさんざんなじり倒した御仁も参加していた。
(罵倒本尊様である)


先ず大阪府松原市のリコール運動の事例が紹介された。


長年、松原市民に愛されてきた松原市民病院を当時の
中野市長が閉院を決定し議会もそれを承認したため、
病院の存続を求める市民団体が今年一月五日、
市長解職を求めるリコール運動を開始。


集まった受任者数(署名を集める人) 2546人
集まったリコール署名(収集期間は一ヶ月)30261筆


残念ながらリコール署名は松原市有権者三分の一に達せず。
このリコール運動は失敗に終わった。


しかし中野市長は署名の結果を見て五月の市長選には不出馬。
ここでもう一度本来ならば起死回生のチャンスが
巡ってくるわけであるが・・・


リコール運動市民団体推薦の市長候補は18277票
市民病院の閉院を推進した元市会議員は23066票で
相変わらず閉院派の市長が誕生したというわけだ。


閉院推進市長を解職する3万筆のリコール署名が、
次の市長選に生かされなかったのが
なんともはや割り切れぬ思い。


講師によればやはり リコール運動に失敗すると、
あーやっぱり病院はダメなんだという虚無感に襲われて
次の打開策へのパワーが失われるものだという。


リコール運動が成功しておれば、この勢いで
市長選も病院再建派市長が間違いなく勝利していたという。


なんにしても松原市での病院閉院までの期間があまりにも
短く市民への説明も不十分で、市長や議会の政治的手法に
は腑に落ちないところ多し。


松原市は人口12万5千人で有権者数10万人。
生駒市よりやや上回っているが似たような人口規模である。
講師の説明によれば人口10万人以上の自治体でリコールを
成功させた事例はほとんど無いらしい。


だから生駒市では是非ともリコール運動を成功させて欲しい、
成功すれば市民運動の歴史的な功績にもなる、とも言っていた。


講師の話の後、紙芝居風のスライドでリコール署名の方法等
分かりやすい解説があった。
酒井市議らしき人物も描かれていて、あまりのうまさに
これはプロの作成によるものだろうと思った。


紙芝居の中で市会議員も受任者になれるという説明があり、
さらに付け加えて、「全会一致で酒井議員辞職勧告決議に
市会議員が署名したのであるから、皆さん受任者として
協力してくれるはずよ!」なんて力のこもった言葉もあった。


おそらくこの勢いで生駒市会議員それぞれに協力を
依頼して回られるのだろう。
各議員どのような反応を示されるのであろうか。


現在のリコール署名受任者数は200名ほどか、まだまだ・・・


松原市は約2500名の受任者で約30000筆だもの。
生駒市は32000筆以上が目標。


考えてみれば6年前の高山住民投票の会では
受任者600名で約15000筆集めたのだから、
少ない人数で無茶苦茶頑張ったっていうことだ・・
あの時は暑い盛りの署名収集だったのでもう疲労困憊、
今となってはなつかしい思いでだけど・・・・


衆議院選挙の関係で署名収集を開始するのは9月下旬以降。
秋ぐちなので気候的には悪くない。
一体それまでにどれだけ受任者が集まるかだ・・
受任者の集まりが悪ければリコール運動は成り立たない。


どれだけ多くの市民がこのリコール運動に参画してくれるだろうか。