野外作業の効用

9月に入って初めて今日、いこま棚田クラブの野外作業
に参加できた。
9月は議会月でもありなかなか参加の機会が無い、
今回は稲刈り、はざがけ(刈った稲を干す事)作業だから
是非とも参加したかった。


行ってみると沢山の参加者で集会室があふれかえっていた、
総勢50人はいただろうか、学生や家族連れが多く幼い
子ども達もいた。


生まれて初めての稲刈り。
作業の前に竹の棒で田んぼの周囲の草原を軽くたたきながら
マムシを追い出す。
この当たりはマムシが出るので油断できない。
マムシの出る場所にいくなんて以前の私なら考えられないが、
今は平気、防御さえしていればいいのだ。


それにマムシがいるということは豊かな生態系が保たれている証
であると聞いたので、それ以来マムシには好意的になったのだ。


カマを使ってザクザク稲を刈っていく。涼しくなったとはいえ
日中の暑さはまだ相当で、汗だくの作業。


刈り取った稲は5束ほどまとめて縛り、
組んだ竹にびっしりつめて干していく。
あんまり沢山干し過ぎて竹が折れてしまい又最初からやり直す
というハプニングもあった。


人数が多かったので一枚の田んぼの稲刈りも午前中で終了、
しんどかったけど、初めての作業体験に大いに満足した。


午後は竹炭作り、材料の竹を輪切りにして、器具を使って
輪きりにした竹をさらに縦に五等分する。
これもけっこう力作業で、気合がいる。


野外作業っていうのはどれもこれも体力勝負、
普段から体力を維持するような生活態度でないと
野外作業に耐えれない。


2,3日前から上中学校の植栽剪定作業に入っている、
山の中よりかは足場が安定しているのでやりやすいが
それでも汗だくになる力仕事で、うっかりのこぎりや
なたで傷を作ったりしてしまう人もいる。
やぶ蚊もすごい。


野外作業の最中はしんどくて汗だくで、時間もなかなか
過ぎないが。
終了した時に満足というか安らぎを感じて、幸せ気分。


それに一人ではなく仲間と作業しているので、
連帯感や一体感といった場の雰囲気があって
こういうのが楽しみの気持ちを醸成するような気がする。


自然のなかで思い切り体を動かす事はいいことだ。


(野外作業で体を鍛えることもいいが、私の場合は
勉強して頭のほうも鍛えないとダメだな。)