里山整備、市長選、リコール

今日は予定が三つも重なった忙しい一日。


午前中は里山整備ボランティア「宝の里」で
間伐作業。ロープを使って木を思う方向に倒していく。
間伐作業で一番危険なのは伐採した木が跳ね上がったり
あらぬ方向に倒れたりしてケガをすることで、
木が倒れる瞬間が一番緊張する。


木を最後まで切りきらないで、少し残しておき
後は木の重みで倒れるようにする。
そして木を縛ったロープを周辺の木にからませて
ロープを引っ張りながら倒したい方向に誘導するのだ。


慣れた人が手際よく作業するのを感心して見ていた。


午後の市長タウンミーティングに参加するために、
私の作業は午前中だけ。


少し遅れて会場である南のコミセンに入る。
参加していた市民は7〜80名ほどか、市会議員は
私一人だったように思う。


山下市長が一時間ほどかけて丁寧に市の財政状況や
行政改革の実績、今後予定している施策の説明をした。


特に印象的だったのが全国自治体ランキングの話で、
全国750市区中で生駒市の総合ランキングは225位。


前市長の施策がまだ色濃く残っている2年前は
465位だったので、大変大きな進歩だと思う。
特に市政の透明度は670位から268位へ
市民参加度は465位から134位と上昇して
山下市政の改革度の高さが証明された。


目覚しい健闘ぶりだと思う。


そんな山下市政に対して、
樋口市会議員がついに正式に出馬表明をした。
山下市長の手法が独善的であり、
市民や議会、職員の声に耳を傾けないと批判。
市立病院などの大型事業が市民の望む形で進んでいない
として、山下市長の独走を許さないという思いで出馬を決意
したという。


選挙に際しては特定の政党の公認、推薦は求めず
生駒市民党」として広範な支援を求めていくとしているが、
今時は民主党の支援がないとなかなか難しいのではないか。


彼は今年から民主党と会派を組み、
一丸となって議員活動を行ってきた。
政策に対する考えも同一でなんの齟齬もなかったように思う。


しかるに民主・草創という共同会派を離脱しての出馬で、
民主党も今のところ党の方針が固まらないので模様ながめ
である。公明党もしかり。自民党は政党色を消して支援。
彼は徳洲会の病院に否定的だから共産党の支援は有り得ない。


政党としての支援の動きはいまいちはっきりしていないが、
生駒市議会のなかでは3分の2の議員は樋口氏を支持すると
思う。(3分の2の議員はアンチ山下だから)


有能な樋口議員だが、そんなに知名度が高くないので
これからの選挙体制の構築が大変だ。
それこそ突貫工事?であれこれ細かい準備に奔走しなければ
ならない。
それとも、正式表明が遅かっただけで既に裏では準備万端かも、
なんにしても一期目途中の市長選出馬は勇気のいることだ。


さて、話は市長選から戻ってタウンミーティングであるが
今回は議員定数削減や議員報酬削減などの議会に対する厳しい
意見は無かった。
いつもこういう会合に行く時は、
またさんざん言われるのであろうと覚悟していくのだが、
意外やそんな話は出なかった。


そのあとの「リコールする会」の中間発表会に参加するため
少し早めに会場を出たので、
私が帰った後はどうだったのだろう。


「リコールする会」の参加者は8〜90名ほど。
議員は主催者側の一人と私と浜ちゃん。
現在受任者数2500人突破。そして注目の署名数は
約22000筆。リコール成立が射程距離に入ってきた。
あと残り10000筆以上。


集めやすい署名はすでに集められた、ここからが苦しい。
新たな署名者を掘り起こすような作業をしなければならない。
私も知人にかたっぱしから当たっても、皆、署名済みか
受任者。
署名していない人を見つけ出すのが難しい。


やっぱり、リコールは並大抵ではない。