7病院救急搬送断る

生駒市で10月24日腎臓病で人工透析を受けている患者が
7病院の病院に受け入れを断られ、約一時間45分後に
大東市の民間病院に搬送されていた事が分かった。


男性は3日後に肝臓がんで死亡した。


奈良県地域医療連携課は
「搬送の遅れと死亡の因果関係についてはなんとも言えない」


生駒市では3月21日にも、意識を失って倒れた新聞販売店
従業員の男性が6医療機関に受け入れを断られて搬送できず、
約一時間後に大東市の民間病院(野崎徳洲会病院)に
搬送されたが死亡した。


生駒市消防本部は
「搬送に時間がかかったことと死亡の因果関係は不明」


いずれも搬送遅れと死亡の関係ははっきりしていないが、
搬送先がなかなか決まらず時間がかかりすぎる現状が
問題であることは確かである。


生駒市広報5月号によれば
救命救急搬送の照会が6回以上にも及ぶのは、
全国的には100件に一回の割合であるが、
生駒市では10回に一回の割合で起こっている。


現状の市内病院体制だけでは、
この状況を如何ともし難いのではないか。