母の入院

12月議会が始まる数日前から、肺炎で入院していた
80歳の母がやっと明日退院することになって
ホッとしている。


連日議会が終わると車で病院まで直行、
高齢なので容態が急変しないかと気が気でなかった。


病院の帰りに実家に寄って、一人暮らしを
余儀なくされている83歳の父の様子を見に行く。
あれほど母に憎まれ口を言っていたのに、すっかり
元気を無くして「心に穴が開いたようだ」と言い、
「いつ、返ってくるのか」と繰り返す。
大好きだった晩酌もピタリと止めてしまった。


とりあえずの食事の支度もしてきたが、全部はできないので
その分は父が外出した折にまとめてパンやおにぎりを
買っていた。


ひとり、ぽつねんと居間にたたずんでいる父を見ると
わびしいというか淋しそうというか・・・
父の強がりは母がいてこそだということがよく分かった。


つくづく思うのは妻はできるだけ夫より長生きした方がいい、
妻が先にいなくなってしまうと、夫はかなりガクンと
気落ちしてしまう。
反対に夫が先に逝っても妻の方は案外活き活き
普段通りに生きていけるものらしい。


母がやっと退院して家に戻ると、やっぱり父は今までの
ように憎まれ口をたたくのかな・・・


でも本当に退院できて良かった!
この歳になってまだ両親が揃って生きていてくれる事に
感謝、感謝、ありがたい事だ。