ある識者のご意見

今日はことのほか寒さが厳しい、
今まで結構暖冬だったので急激な温度変化はこたえる。
風邪でもひいたのか鈍い頭痛がしてきた。
(しかし、食欲は健在)


昨日に続き新病院について・・・
名前が明かせないのが残念だが医療業界に詳しい識者から
寄せられたご意見を掲載する。


・中央では、既に中医協(健康保険制度や診療報酬の改定
 について審議する厚労省の諮問機関)で医師会代表が
 外された。生駒市議会の民主党議員はこれをどう
 捉えているか不思議でならない。


奈良県には医療審議会(医療計画の設定、変更等の調査
 審議を行う。委員には奈良県医師会の会長、
 副会長も入っている)が存在しているが、それの存在
 しない県もある。


奈良県知事は、医療審議会の意向を無視したうえで
 210床を生駒市に与えてくれた。


・そもそも、病院開設や老人保健施設等の県宛開設許可申請
 に、医師会の同意を要求されることは一切無い。
 むしろ地元自治会の同意を求められる。
 要は、医師会よりも地元住民の意向を重視する考え方。


奈良県生駒市における救急砂漠の悲惨な現状は、
 行政もさることながら医師会の怠慢(もしくは無理)
 によるところが大きく、その責任は重い。


・それを知らんふりして、むしろ救急体制は充足している
 といった発言は医師会の認識としては信じがたいもの。


・医師会のことを議員も市民も聖域化しすぎ。
 身内の利益擁護・圧力団体的部分もあり、決して
 学術団体ではない。その証拠に別働隊として
 「医師政治連名」が巨額の資金を要して存在している。
 ただし、集票力は近年衰えてきている。


・医師会の意向と各医師の意向が同じとは限らない。
 市立病院ができれば賛同する開業医もいるはず。


・医師会は会員に対し市立病院開設是非のアンケート
 調査をしたが、結果を報告できないでいる。
 推測するに医師会幹部の意向にそぐわない結果では
 なかったのか。


・医師会の意向に反発する市民でも、医師会は医師法
 もあり診療拒否はできないので市民は安心してほしい。


・医療は聖域でもなんでもなく対等な関係で、医療は
 サービス業の一種でもある。という視点も必要なの
 ではないかと思う。
 医師会を雲の上の存在とし、それなくしては何も
 できないという迷信じみた各議員の馬鹿げた意見を
 聞くにつけ、機会さえあればこういった事情を
 市民に説明していきたい。