危機管理について

昨晩、洋画の「パラノーマルアクティビティ」を見に行った。
100万円の制作費で95億円の興行収益をあげた
ホラー映画で、観客も少なかろうと思っていたらけっこう
学生が多くて(特に女の子)意外だった。


安上がりなのは登場人物が4名ほど、
ほとんど主役のカップルの場面でしめられており、
場所も一軒の家の中。
変わりばえのしない場面展開である。


夜中の異常現象をビデオカメラを一晩中設置して撮っていく。
最初はささやかな異常現象が日を追うごとに
激しくなっていくのであり、ある日とうとう・・・


当初、私はポルターガイスト現象の激しいものかと
思っていたら、もっとタチの悪い黒幕。
もっと早期に対策をとっていたら大事には至らなかったのに、
事態を甘く見て知識もないのに自力で解決しようとしたから
大変な事になってしまった。


ここから生真面目な私は普段からの危機管理の大切さを
学んだのである。
「小さな兆候も見逃すな、裏づけの無い自信には注意せよ!」


しっかし怖かったなあー。
映画終わった時、観客放心状態でした。


さて、生駒地区医師会のHPに2月10日付け
生駒市民病院についての記述が質問に答える形で掲載された。


以前の記事に使用されてきた文字よりも今回はやけに太字で
医師会の強調したい気持ちがグイグイ迫ってくる。


医師会のHPでの言い分を要約すると、
生駒市に一般病院はいらないが不採算部門である
救急、小児、産科、災害時医療を行う公的病院は必要。
徳洲会が不採算な「政策医療」を行うとは考えられない。


新病院計画には確か救急、小児、産科、は含まれてるし
災害時を想定した病院構造になっている。
それなのに、どうして徳洲会政策医療はしないと
決め付けるのであろうか。


医師会は不採算部門だけに特化した病院なら良しとする
のであろうか。既存の病院は利益になる分野を行い、
新病院には不利益部門を主に担わす。


採算のとれない新病院の財政負担は生駒市民の税金で
負担するということになり、その金額は大変なものになる。


病院経営は不採算部門と、そうでない部門の二つがあってこそ
独立採算制が成り立つし、市の過大な財政負担も避けられる。
また、特化した診療科目の病院よりも
沢山の科目がある総合病院の方が市民の利便性にも叶っている。


既存の病院の診療科目と重なっては過当競争になると
心配するよりも、患者に望まれるより優れた医療を目指せば
「地域医療の崩壊」なんてことはないだろうと思う。


そんなにも徳洲会を警戒する必要があるのかな、
さっきの映画と対照的な過剰な危機管理感ではないだろうか・・