里山整備作業

昨日の午前中は里山整備ボランティア「宝の里」で椎茸
栽培のためのホダ木を切り出したり、竹の間伐作業をした。

作業場所はエコパーク隣接のイモ山で周囲はすぐ住宅地に
隣接しており、ここは格好の市民の散策道にもなっている。

うっそうと暗かった林内も間伐が進んでくると木漏れ日が
差し込んで明るくきれいになる。


それから午後の作業を切り上げてエコライフ主催の
環境講座に参加した。
参加者数は20名ほどで、7名の友人に出会った。
最初に温暖化の生々しい現状の映像が放映された、
極地帯の氷の崩落や、大型ハリケーンによる水害、
大規模な旱魃などの映像をみるとあらためて温暖化が
取り返しのつかないところまできているのを
感じて愕然とする。


その映像のあとで環境先進国ドイツの取組みが紹介され、
また遅れた日本との格差に愕然とする。
日本はもっと自然エネルギーの推進を国策として大胆に
取り入れるべきだ。
日本は温暖化抑制対策として、政権がかわっても相変わらず
原発推進姿勢だが、ドイツは原発廃止の方向で政策を
進めている、
このあたりも大いにドイツを見習って欲しいものだ。


原発は発電時にCO2は出しません」とテレビで宣伝して
いかにも環境に良いようなイメージを視聴者に演出しているが、
原発建設やウラン調達、放射能廃棄物の処理、
原発解体には膨大なコストとエネルギー、
そして放射能汚染の問題がある。


日本も脱原発を目指して欲しい。


そして今日は「いこま棚田クラブ」の作業日。
午前中は西畑の里山の間伐作業、ここも随分間伐による
手入れが進んで木漏れ日あふれる美しい樹林が広がる。
当初はとても人が入り込めるような状態ではなく
うっそうとしていたのに変われば変わるものだ。


午後は西畑の竹林の伐採、竹は成長が早い。
他の樹木の成長が、早く伸びる竹の日陰になって阻害され
最終的には竹だけの植生になってしまう。


生駒には竹だけの単一の植生の森や林がけっこうある、
この竹を伐採するだけでも、多様な植生が蘇るだろう。
竹は樹木の伐採よりも軽い分やりやすい、力の弱い人でも
作業しやすい。


竹の間伐チームなんか作って、里山整備に沢山の人が参加
できるようなしくみが出来ないものかと思う。