やっと終わった一般質問

長い間ブログとご無沙汰していた。
3月議会の一般質問準備に追われてなかなか更新できず、
今日一般質問を終えてようやく気持ちの余裕ができた。
毎度のことながら一般質問には多大なエネルギーを要する。


多大なエネルギーを使った割には、大したことの無い出来。
いつも質問を終えて、あれでよかったのかと悔いが残る。
今回も気があせって早口で、ろくに回答も聞かず矢継ぎ早に
質問して、時間が余ってしまった。


もっとゆっくり心を込めて訴えかけるような言い方が
出来なかったものかと思う。
一般質問が終わった安堵感と、物足りない気分。


帰宅後もう一度自分の質問場面を市議会のホームページで見る、
ちょっと回答に対してずれた発言もあったけど、
まあまあ、こうやって見てみると思ったよりはマシだったので
ちょっと気が楽になった。


今回の一般質問の項目は「竹林の整備について」と
「動物愛護対策について」

日本中、手入れ不足の竹林が荒廃して問題になっている。
竹の繁殖力はものすごく、普通の樹木が10年かけて成長
するところを、たった2〜3ヶ月で伸びきってしまう。
成長した竹の日陰となった樹木は成長せずやがて枯れる。

成長期の竹は光が余り無い所でも成長していく。


この驚異の繁殖力で竹は次々周辺の森林に侵入し拡大して、
やがて竹林と変貌していく。
放置された竹林は高密度化が進んで立ち枯れが発生し、
枯れた竹が倒伏して荒れ果てる。


竹だけの単純な植生では多様な生物は育まれない。
荒廃した竹林では地下茎が枯れ死して根が浅くなり、
下草等も少ない為土壌崩壊の危険が高くなる。


どうも放置しておくと景観上も環境にも防災にも
ろくな事にならない竹林だが、その面積が広がりつつある。


生駒市はこの15年間の竹林の拡大が、
全国平均よりも早く進んでいる。
特に高山第2工区での拡大が顕著で、早く手を打たないと
遅れる程に整備作業がより一層大変な事になる。


生駒市も今後、竹林の所有者に竹林整備の必要性や手入れの
方法をパンフレットなどで啓発するようだ。


竹林整備する人材の養成も必要だ。
竹林整備講座みたいなものを開催して実習もふんだんに
取り入れた内容にすれば、竹林整備実践部隊のような
ボランティア組織が出来てくると思う。


竹は樹木と比べれば、軽いし早く切れるので
女性や年配の方でも取り組みやすい。
作業が速く進むので、成果がよく見えて気持ちがいい。


ただ荒れ果てた竹林とはいえ、所有者はいるわけであるから、
所有者の要望や許可を得なければ竹林に手を入れるわけには
いかないから、その辺の調整を行政にはやってもらいたい。


部長の回答では竹林オーナー制度も考えているそうである。


間伐した竹をどうするかも問題。
輪切りにして地面に置いて自然にかえすのが大半だが、
もう一工夫して竹の有効利用ができないものか、
昔なら竹炭や竹かごやいろいろ利用して竹は重宝したのに。


どうもこのごろ竹林の繁殖で森林の様相が変わりつつあるのを
感じて、今回の質問となった。


もう一つの「動物愛護対策について」は
市民からの切実な相談を受けての質問で、
これはなんとかしなければという強い思いで質問に立った。

(この続きは後日)