菜の花まつり

今日、西畑町で恒例の菜の花まつり
朝から曇り空で心配されたが、どうにかもった。


参加者は160名ほど、親子連れも多く子ども達は大喜び、
オカリナやハーモニカの演奏、皆で合唱。
昼食には野草の天ぷらや、豚汁などの振る舞いもあり、
ミニとんどで竹ざおに刺した餅を焼いて食べたりした。


地元農家手製の味噌や漬物、惣菜、お米、竹炭の販売もあり。


植物観察会や棚田周辺の里山散策など盛りだくさんの企画
に参加者も充分楽しむことができた。


菜の花と桜が満開で、本当に美しい西畑の田園風景が一層
菜の花まつりを盛り上げた。


西畑の里山にはところどころ山桜が咲いていて、花びらが
木漏れ日の中を舞い踊って散っていく。


しばらくすれば、新緑でこの里山も鮮やかな緑におおわれる。


日本の自然は美しいとつくづく思う。


先日、中国北京に行ってきた。目的は世界遺産を見ること。
4泊5日で3万円、超格安。
この時期は一番安くて、同じコースでも時期によっては最高
12万円というから超お得。


安い分、文句は言えないが小さい飛行機で関空から北京まで
直行できず、途中給油。


ホテルは当初はビジネスホテル級だったのが急遽
どういうわけか4つ星ホテルの豪華版に変わっていた。


全部食事付、内容はそこそこ(とにかく油っぽい!)
旅行前に「下水油」のニュースを見てしまったので、
ちょっと気がかりになった。
「下水油」とは今中国で問題になっている、
下水などの廃棄物からとった油のことで、見た目、味、臭い
は全く普通の油と変わりないが毒性が砒素の100倍という。
コストが安いので飲食店ではよく使用されているらしい。


中国にいくときはマイ油をもっていって
それで調理を頼んだほうがいい、とテレビでコメンテータ
が言っていた。
マイ油持参なんて出来るわけ無い。


旅行前に余分な知識を仕入れてしまった。


でも帰国後も体調に変化がないから、
あの番組はどうだったんだろ・・


北京市は日本の四国程の大きさで、高層ビルの建築ラッシュ。
斬新なデザインのビル群に目を奪われてしまう。
中国は土地は国家のもので個人所有は認められていない、
だから計画的な町つくりが出来る。


立派な道路にバランスよく配置された広い公園。
一見したところ近代的で美しい都市景観ではある。


北京郊外に出ると田園風景や山脈が広がるが、
驚いたのは山に木が無い事。
山というより土の塊といった感じ。
ところどころ、申し訳程度に植林してある。


そして川という川はほとんど全部干上がっていた。
大きな川も途中で干上がって途切れていた。


市内も観光地も砂埃だらけ。


万里の長城など素晴らしい所も多かったが、私には
環境破壊の方が強烈な印象となった。


山には木があって当たり前という感覚だったが、
北京郊外の木のない山脈や干上がった川を見て
日本の豊かな自然をつくづくありがたく思う。


現地のガイドの話によれば今年は特に旱魃がひどいらしい、
あれだけ山に木がなければ川が干上がるのも当然だ。


旱魃を防ぐには山に木を植えるしかないのだ。


地下水を汲み上げて供給しているのであろうか
それも限界があると思う。


高層ビルを建てるよりも、山に木を植えることのほうが
大切ではないか。


破壊された自然の中で人は生きていく事はできない。