田植え準備と総会出席

今日午前中は「生駒棚田クラブ」の作業。
明日の田植えに備えて耕運機で田んぼを耕し、
その後スキで田んぼの泥を均等になるよう地ならしする。


私には初めての作業で、膝まで田んぼの泥に浸かりながら
スキを使って、なるべく泥が均等に田んぼに行き渡るよう
地ならしするのだが、泥水で地面が見えないので
足が泥に沈み込む具合で見当をつけて、泥を移動させる。


もう、体中泥はねだらけだったが泥水に浸かっての作業は
なかなか気持ちよく爽快だった。
水温が低いので西畑の田んぼにはヒルがいないから安心。
このあたりはやぶ蚊もほとんどいなくて作業はやりやすい。
(かわりに、マムシはいるが・・)


人間が田んぼをこねくり回すもんだから、カエルやヤゴ、
いもりが大慌てで逃げていく。


一枚の田んぼに総勢10名あまりが入って、
わいわい騒ぎながらの作業。
付近の田んぼでは地元の農家の人が一人で機械を使って
作業していた。


棚田クラブは大した農業用機械はもっていないが、
そこは人海戦術でカバー、やや時代遅れの感があるのが
かえっていいのかもしれない。


午前中で一枚の田んぼ終了、後2枚の田んぼは午後の作業。
私は午後予定があるので、午前中で引き上げた。


午後は市役所で「生駒市環境基本計画推進会議」総会。
私は今まで賛助会員だったが、どうも位置づけが
曖昧なのでこの際、正会員に切り替えた。


参加者は56名ほど、半分近くは市役所関係。
山下市長も挨拶に来ていた。
総会はなんの問題もなく粛々と進められた。


総会後は記念講演「ドイツに学ぶ都市景観」
講師は藤澤一夫氏。藤澤氏のお話を聞くのはこれで3度目。
環境先進国ドイツに永らく住んでこられた氏の話は
何度聞いても興味深い。


ローテンブルグ・フライブルグ・ドレスデンの三つの町の
スライドを見ながら、その美しい都市景観の説明をされた。
いずれも第2次大戦で町は大きく破壊されたが、戦後
かつての古い町並みを見事に再現して観光資源になっている。


景観に対する意識が高く、ライン川の沿いにあった道路を
地下に移して地上は遊歩道にして川岸の景色を美しくしている。
駐車場も地下に建設した。
コストよりも美観を大切にしているのだ。


こんな景色だけ見ていると、日本の雑然とした町並みが
なんともお粗末で、ドイツに住みたくなってしまう。
ローテンブルグなどまるで、おとぎの国のように美しい
ではないか!


もっと藤澤氏のお話が聞きたかったが、
「エコライフ」の総会にも行かねばならなかったので、
途中で会場を抜けて急いだ。


こちらは図書会館で開催されていた。
参加者が少なく13名ほどだった、実際の会員数は
20名ほどいるようであるが。


行った時は講師の話の真っ最中。
こちらも分かりやすくて、お話はうまかった。
シャワーでお湯を出すエネルギーは
テレビ300台のエネルギーに匹敵するくらい大きい、
とか、太陽光発電は耐用年数が今や30年であるので、
15年で元がとれて、あとの年数は余った電力を売って
儲ける事が出来るとか、けっこう知らない話もたくさん
あって興味深かった。


きょうは9時から5時まで3箇所渡り歩いて、忙しい
一日だった。