議会と市民の意見交換会

昨日で「生駒市議会と市民の皆さんとの意見交換会」が
全て終了した。
生駒市の小学校校区12箇所、23名の議員が3班に別れて
4箇所ずつ分担した。


私はA班、担当は生駒北・あすかの・桜ヶ丘・壱分小学校。
傍聴したのは生駒台・生駒南小学校。


前半は会場ごとに対応が、まちまちのケースがあったが、
後半はほぼ統一されていたように思える。


市民の参加数は約15名〜30名の幅があった。
他市の事例から見ると、参加者数は多い。
市民から「参加者数が少なすぎる、議員の努力が足りない」
と批判される方もあったが、私は予想以上に多かったと思う。
どれだけ、こういう機会を市民が望んでいたかということが
分かった。


各会場で出された意見は大体共通した所が多い。
どこでも強く要望されたのが、議員報酬・定数について各議員
がどのような意見を持っているのか直接この場で答えてほしい、
というもの。


この要望については司会者議員が「今回は議会と市民との意見
交換会であり、議員個人の意見を述べる場所ではありません」
との説明がされたが、会場によってはこの説明では納得されない
市民に詰め寄られて各議員が個人的見解を述べるケースが前半
では多かった。

会場でばらつきがあった、この件の対応についてその後協議され、
後半では議員個人の考えが披露されるようなことはなくなった。


この交換会を企画するにあたって、当初私や少数の議員が
「市民から意見を求められた時は議員個人の意見も述べるように
したほうが良い」と主張したが、議会全体の意向としては
そうならなかった。


これは議会としての会だから個人的意見を述べる場としては
そぐわないということ。

この論理が、市民によっては理解し難いと批判される場面が多々あった。
司会の議員は対応に苦慮されていた。


「どうしても議員個人の意見を聞きたい方は交換会終了後、個人的
に議員に確かめてくださいと」司会者から話されたが、市民が終了後
各議員に個人的見解を求めているような場面を私は見なかった。


報酬と定数については削減、現状維持、ときには増やした方がよい
と意見が分かれる。

その他
市民には分からないので議会で決めてほしい。
長い間かかってまだ結論が出せないのはおかしい。
各議員の意見が分かるように公表してほしい。
もっと早く、このような企画をしてほしかった。
などの意見があったが
住民投票で決めてほしいという意見は、私の知る限りでは出なかった。



報酬定数以外の意見としては
今後ともこのような議会と市民との会合をもってほしい。
各議員の活動が見えないし、考えが分からない。
等、ここに書ききれないほどの厳しい指摘も多々あった。


参加者の中には個人名をあげて辛らつな言葉を投げる方もいた。
明らかな誤解もあったし、(それに対しては訂正したりしなかったり)


とにかく、いろいろ考えさせられたり、がっくりきたり、
身が引き締まったり、驚いたり・・・・
様々な思いが駆け巡る意見交換会だった。


この経験を生かして、次ぎの議会報告会(意見交換会)に
つなげて行かなくてはと思う。