歌声サロン

毎朝BSで世界のニュースを見ている。
ここのところの連日の報道はエジプト情勢で
ムバラク大統領派の大きなうねりは
目を見張るばかりである。
チュニジアでの革命がエジプトに飛び火して、
激しい反政府運動文化財の破壊まで招きどうなることか
と思ったが、だんだん沈静化してきた。
と思ったら今度は大統領支持派が過激な行動をとりだした
どうも支持派の連中は本当の市民運動家ではないようで、
報酬をもらっているものもあるようだ。
市民同士の衝突は悲劇である。


イエメンでも大統領の退陣を求める大規模なデモが
あったし、他の親米独裁政権はこれからもどうなるか
分からない。
歴史の大きな転換点を見ているようだ、
長期独裁政権でもキューバリビアではこのような動き
はないようだ。
独裁者でも色々あって、多くの国民に支持されるケースも
ある。
貧富の差が大きく、失業者が蔓延すると社会が不安定に
なって不満が鬱積し爆発する。


まさか日本ではこんな風にならないだろうな。


さて昨日、図書会館で「歌声サロン」が開催された。
今回で三度目で毎回100名ほどの市民が集まる。
童謡から懐メロまで(あまり最近の歌は無い)
2時間ほどかけて伴奏に合わせて皆で歌う。


歌の合間に先生がその歌のまつわる話を交えてくださる
ので、それも楽しい。
私の知人がサロンの主催者で前から誘われていたのだが
、今回やっと参加することが出来た。


参加者は女性のほうが多く、年代は私より上の方ばかり。
歌も大正時代のものがあって、私でも聞いた事のない
ような曲が2〜3あったが、母親が歌っていたのを
思い出してほぼクリア。


先生の話を聞いて、ただ皆で歌うだけなのに楽しく気分
がいい。だからこれだけの人が集まるのだ。


また、正面にはマイクもあって歌いたい人は誰でも
使えるようになっているが、司会者が促してもなかなか
前で歌おうという人は少ない。
恥ずかしい気持ちは充分分かる。


でも、主催者である知人に指名された以上辞退しては
白けると思って、勇気を出して下手な歌を
披露させてもらった。
マイクを通すとどういうわけか自分の声がほとんど
聞こえなくて、音があっているのかどうか分からなかった。


部分的に思い切り音が外れていたような気がするが
それもけっこう盛り上がって楽しいじゃないか。


選挙が終わって落ち着いたらカラオケ教室に行きたいな、
キチンと発声練習でもすれば、とても上手く
歌えるんじゃないかという気がしてならない。


密かに第二のスーザン・ボイルを目指しているんだ。