田植え

今日も今日とて体がきしむように痛い、前回のスカイウオーク
程ではないが、一昨日の田植えのせいだろうか・・・


一年に一度のチャンス、生駒棚田クラブの田植え作業に参加。
台風で予定日が変わったので、どうにか参加できた。
楽しみにしていた田植え作業、今頃の農家ならば機械で手早く
終えてしまうところをあえて昔ながらの手法で取り組む。


2枚の田んぼを20名で田植え作業、横一列に並んで田んぼ
の端から端に張った紐を少しずつずらして、列を揃えながら
苗を植えていく。
田んぼのぬかるみに裸足を入れる感覚は滅多に体験できる
ものじゃない、最初は違和感があったが慣れると案外気持ち
良い。


西畑は標高が高く水がまだ冷たいから、ヒルがいないので
安心して裸足でいられる。


皆が掛け声をあげながら一斉に田植えをするさまは絵になる、
紐が張れてないとか、列がゆがんでいるとか、作業が
遅いとか、けっこうそれぞれ文句を言い合っているが
それも楽しんでいるようにしか聞こえない。


地元の農家の長老が、素人集団の田植えを心配して
ずーっと横で見守り、指導してくだっさた。
本当に存在感のある長老で、傍におられるだけで安心感が
わいてくる。


あれやこれやと大騒ぎしながら、2時間半ほどかけて2枚の
田植え終了。
あらためて田んぼを見れば、けっこう苗は列をなしてきれいに
並んでいるではないか。


お手植えは効率は悪いが、皆で作業する一体感はなかなか
面白いものである、一年一度の田植え作業に参加できて
良かった。


でもあくる日はさっそく体が痛む、たったこれだけの作業で
体がきしむなんて、なんと か弱いことだろうか。


西畑の棚田は生駒一標高差があるので、美しい景観である、
でもまだまだ、耕作放棄地もたくさんあって棚田が真ん中
で途切れている。
上から下まで(といっても中腹あたりまでであるが)棚田
がつながったら「文化的景観」の指定がもらえるのでは
ないだろうか・・・・


今はまだ夢のような話であるが。