脱原発アクション

6月議会が9日から開催されて、私は初日に一般質問を終了。
質問内容は「後見人制度」について、普段あまり聞きなれない
言葉であるが、今回あらためて勉強してみて良かった。
年老いた両親のことを思うと、個人的にもこの知識は役立つ。


さて一般質問が終わって気持ちがひと段落付いたので、
原発問題に意識が集中して毎日関連情報の収集に余念がない。
ネットであれこれ検索しても好材料はほとんどなく、
問題は深刻さを増すばかりだ。


11日土曜日、大阪御堂筋で脱原発を求める市民集会があった。
原発いらん!関西行動第2弾」で前回1弾目は4月にあった
が丁度選挙のこともあり、参加できなかった。
今回やっと参加できて良かった。


中ノ島公園東エリアに集合してそこから御堂筋を南下、淀屋橋
本町、心斎橋、なんばまで2時間ほどかけてゆっくり歩く。
デモというものの、歌ったり音楽を奏でたり子どももいたり
年配者もいたり、和やかムードで殺伐とした感じなど全然無い。
若者が意外と多くて少し驚いた。


私は奈良の環境仲間の集団の中にいた、奈良県内からの参加者
は200名ほど。総勢は4000人ほどいたらしい。
隊列がすごく長くなって、御堂筋の通行人の目を集めた。
なかには一緒に隊列の中に加わる人や手を振ってくれる人も
たくさんいた。


この日は日本全国でいっせいに脱原発行動が呼びかけられて、
あちらこちらで同様のデモが行われた。
新宿では2万人の人が集合したらしい、ネットで見たがそれは
もうスゴイ迫力。


日本でこれほどのデモが行われるなんて近年には無かったこと
で、この原発問題がどれほど多くの人の心を揺さぶったことか
と思う。
もっともドイツでは10万人以上規模のデモだから
まだ大人しいものであるが。


いつもネットを見てウツウツとした気持だったが、デモ行進
に参加したことでほんの少しは気が晴れた。
原発とめろ、子どもを守れ、もんじゅはやめろ・・・」
とかいろいろシュピレヒコールをあげているうちに、時には
こみあげるものが湧いてきて一瞬涙が出そうになったこと
がしばしばあった。
自分でも意外な心理状態。


だけど、こんな大きな市民行動なのにあくる日の毎日新聞
には全く記事がでていなかったのでガッカリ。
どうも日本のマスコミはあえて過小評価しようとしている
のではないか。


原発問題に多くの人が関心を持ち、脱原発にシフトしてほしい。