一般質問の準備

今日は特に体がダルイ、またぶり返した暑さと、昨日一般質問
の通告書をほぼ徹夜で書き上げて、生活リズムが狂ったせいだ。
この歳になると気持ちはあっても無理をすると、てきめんに
たたる。
でも、通告を済ますと精神的には先ずはひと段落ついたという
感じで落ち着く。


一般質問の通告〆切よりも四日早く提出したので、順番は2番。
議会初日の午前中に一般質問に立つという段取りだ。
なるべく早く出そうとあせるのは、もし質問内容が重なったら
早い人に優先権があることだ。
内容の重複はままあることで、そうなると後者は前者の質問内容
を避けながらしなくてはならないので範囲が限られてくる。


それと、もし質問内容が一般質問に適当でなかったら書き直し
をしなければならないので、早めにだしておけば書き直しの
余裕ができること。


提出された通告書を一応議会事務局で調整するので、締め切り
時に提出量が多いと事務局の対応が大変なので、できるだけ
分散するよう早めの方が作業上助かるということ。


提出量が少ない時に出すと、じっくり通告書を見てもらえる。
わずかな誤字脱字、適当でない助詞などしっかり見て指摘
されるので、その国語力には関心してしまう。

私は今時ながら「手書き」なので、特に要注意であるのだが。


議会事務局にはお世話になりっぱなしだ。


今回の質問テーマは「原発事故による放射性物質への対応
について」
生駒市の給食食材の安全性と、不安をもつ保護者への対応。
・震災ガレキの受け入れ。
福井県原発地帯100キロに位置する本市の原発災害への
 対応策。


福井原発事故の日以来毎日、原発関連の情報収集に余念がない。
テレビや新聞だけでは絶対分からないことが、
ネットや書籍では続々入ってくる。
事態は好転しているとは言い難く、むしろ深刻さがより
深く広くなりつつあるという思いがする。


とにかく保護すべきは次世代を担う子ども達、出来うる限り
被曝量を減らすしかない。
福島やその近辺のこどもたちを思うと胸が痛む。
学童疎開させてもおかしくないほどの放射線量だと思うのに。


夏休みを利用して福島の子ども達が静岡県函南
サマーキャンプに来ていて、その帰り際のエピソードがネット
で紹介されていた。


ー福島の子ども達を招いての楽しいキャンプが終わりました。
お別れの時、見送る側も見送られる側も皆泣きました。
今の福島に帰りたくない、帰したくないからです。
帰る間際、不要なペットボトルを何本も集める子どもが大勢
いました。親に自分が飲んだ安全なお水をのましてあげたい
からだと言うのです。


ー福島の子ども達を帰すために貸切バスがお寺に着きました。
「お土産を買うところはどこがいい?」と尋ねると子ども達が
「スーパーではなく、函南のお野菜がかえるところお願い
します」と言うのです。小学生も中学生もみんな願いは一緒。
待っている家族に安全なお野菜をお土産にしたいって。


ーキャンプ最終日。東京の子どもが仲良くなった福島の子ども
に「今度は私が福島に会いに行くね!」と言いました。
すると相手の子は突然真顔になり「今、福島には来ない方が
いい・・・」と答えたのです。
来ては行けないと言ったその場に、子ども達は知っていて
帰って行ったのです。



ーいい子達です。親思いの子が多く、何とか親を喜ばしたいと
考えています。
そして自分達福島の人間は日本から見捨てられたと思っています。
キヤンプが終り参加した東京の子の一人は自分の将来を真剣に
考え福島をすくえるような進路を探し始めました。



胸が詰まるようなエピソード。もう絶句。