ひだまりライブ

今日あたりから急に冷え込みが厳しくなってきた。

緑地保全ボランティア「宝の里」の作業日であるが、
寒さのせいか今日の参加者はいつもより少なめ。
エコパーク付近の緑地の間伐を行い、随分風通しと日当たり
が良くなった。


炎天下よりも厳冬の作業の方がまだ良い。
やぶ蚊や蜂、まむしの心配がないし、
作業をすれば体は温まる。
久しぶりの間伐作業でかえって元気になれたような気がした。


午後は生駒市精神障害者施設後援会(ひだまり後援会)主催
の「トーク&ライブひだまり2011」参加した。


少し遅れて会場にはいったら丁度、副市長が挨拶をされている
ところだった。とても謙虚な良い感じ。
これからどんどん副市長として公の場で活躍してほしい。


最初に精神障害当事者二人による体験発表があった、
用意された原稿を読み上げるのであるが、
かなり長いものであった。


二人とも統合失調症としてつらい過去の体験を話された。
一人の人は精神障害になった原因として、引っ越して
友人がいなくなった事、親との同居と介護など急激な環境
の変化に心がついていけなかったから、と分析されていた。


それまで、ごく普通に主婦として穏やかに暮らしていたのに、
人の心は、いつの間にか誤作動を起こしてしまうのだ。


思うに精神疾患は誰もがかかる可能性があり、特別なもの
ではないであろう。
厚生労働省の発表では、がん、心臓疾患、脳卒中、糖尿病
の四大疾病に精神疾患も加えて五大疾病にすることになった。


患者数でいえば、心臓病81万人、脳卒中134万人、がん152万人
糖尿病237万人、精神疾患323万人で一番多い。


精神疾患についてもっと理解が必要であり、相談機関などの
活用も、もっと周知されたらと思う。


体験談のあとは、筝や三味線、尺八など和楽器の演奏。
和楽器の演奏など滅多に聞く機会が無かったのだが、
今日の演奏は素晴らしかった。
筝といえば「春の海」くらいしか知らなかったので、
今日の和楽器の躍動感あふれる斬新さにすっかり
魅了された。

日本の伝統楽器もなかなかどうして素晴らしいではないか。
これなら海外でも充分な評価が得られるのではないかと思う。