12月議会

12月議会も残す所あと一日となった。
今回は一般質問者が少なく、いつもの三分の二くらい。
私も偶然、質問予定内容が他の議員と重複したので
一般質問はしなかった。


その議員の質問は力がこもっており、一生懸命さが
ひしひしと伝わってくるものであった。
内容は給食の安全性を求めるもので、
今問題になっている食品の放射能検査を求めるもの。


一回分の給食を丸ごとミキサーにかけて検査する方法
で、民間の検査機関に委託すれば費用は2万円も
かからない。


9月議会の一般質問で、私も一部の給食食材の放射能
検査を求めたが、取り入れられなかった。
そのときに食品の基準値についての見解が随分、
市と私では開きがあることを痛感させられた。


12月議会でも市との認識の差が少しも埋まって
いないことを再認識した。
結局、食品の放射能検査はどうもかなえられそうにない。


今でも保護者から食材を心配する電話がかかってくる。
放射能汚染はだんだん拡散していっているのだが・・
せめて東日本の食材だけでも検査できないものか。


私はどうしても現在の基準値が適当であるとは思えない。
たしかに、この基準値レベルの国、あるいはもっと緩い
基準値の国もあるが今原発の惨禍にある日本が参考に
すべきは、同様の原発惨禍にあったウクライナ
ベラルーシの基準値である。


そして放射能の感受性が高い子どもが大人と同じ基準値
であるのも納得できない。


飲み物の基準値 ウクライナ2ベクレル/ℓ
 (セシウム) ベラルーシ10ベクレル/ℓ
        日本    200ベクレル/ℓ

食べ物の基準値 ウクライナ(子供)40ベクレル/㎏
 (セシウム) ベラルーシ 100ベクレル/㎏
        日本    500ベクレル/㎏ 


せめて子供だけでも、もっと基準値を厳しく設定できないものか。