自動車学校

今年も残すところあと2週間、
寒さもだんだん厳しくなってくる。


私は相変わらず自動車学校に通っている、
なかなか卒業できない。
とりあえず第一段階は終わって第二段階に進んだ、
卒業にむけて色々な事を指導してもらった。


でも・・・
出口の光は見えてきたが、はるか遠くに小さく光っている。


このごろは前のようにバイクを倒すことは滅多に無くなった。
以前は倒しまくって、
バイクだけでなく自分も投げ出されたりした。
おかげで足はあざだらけ、そのときは緊張しているので痛み
は感じないが、帰宅してみればどこでぶつけたのか
不思議なくらいアザ。


自動車学校で膝当ては貸してもらえるが、それだけでは
足りないので、息子がサッカーに使用する脛当てまで
持ち出している。


ここのところ全く倒れなくなったが、念のためいつも
膝当て、脛当てを装備。


教習は先ず、車庫からバイクを出すところから始まる。
何しろ240キロの巨体なので、所定の位置まで持ってくるのが
大仕事。
当初は先生が手伝ってくれたが、今頃は一人で作業。
傾くと倒れるので出来るだけ真っ直ぐに移動するのに
細心の注意を払う。


それから「どっこいしょ!」と掛け声をかけてバイクに
またがり、一息つく。エンジンをかけて出発点まで移動。
乗り始めは、まだノリが悪いので走行にふらつきが出る。


出発点からコース走行で、難所がS字カーブ・
クランク(直角カーブ)・
一本橋(幅の狭い板のような道で数センチ高くなっている)
スラローム(ジグザグカーブ)


S字カーブはどうにかクリア、問題はスラロームで8秒以内
で走行しなければならないのに、できない。
一本橋は7秒以上かけてゆっくり走行しなければ
ならないのに、早すぎるか、途中で落ちる。
クランクは途中でとまるか、コースをはずれる。


そしてS字もクランクもスラロームもコース両脇にコーンが
並べてあるのだが、コーンを倒したり、コーンにかすったり
すれば試験では失格。


ところが私が走ったあとにはコーンが散乱し、先生が
置き直しに走るありさまだ。


なかなか上達しない、車の免許のほうが取りやすいと思う。


他の教習生は私の子どもくらいの人ばかり、女の子が多くて
驚く、しかもマニュアルバイク。
この頃の女の子はたくましいな。


一人だけ私よりもあきらかに年長の御婦人がおられたが、
小型バイクを教習しておられた。上手だった。
他のシニア生徒は一体どこにいるのだろう。
皆卒業して、私だけが残ったのかな・・・


教習してくださる先生はたくさんおられて、日ごとに変わる。
厳しい人、やさしい人いろいろ個性があるけど、
みんな一生懸命に指導してくださる。
それだけに上達しない自分が申し訳なく思えてくるけど、
どうしようもなく、ただ先生にはこらえて貰うしかない。


はっきり分かったことは、私の年代でバイクに取り組むのは
他の人にはオススメできないということ。


いつになったら卒業できるのやら。