単車のこと

一時、寒さが緩んだと思ったらまた厳冬のぶり返し。
それでも奈良は積雪がないので本当にありがたい、
生駒は坂が多いので、雪が積もったり凍ったりしたら
こわくて自動車は走行できない。


今でも、この極寒の季節の前に自動2輪の免許が
取れて良かったとつくづく思う。
とれてなかったら、この寒さの中震えながら検定試験
を受け、補講練習を繰り返していたことだろう。


手帳には一応2月も検定試験の予定を書き込んでいた
ので思ったより早く?とれて、本当に良かったと今でも
しつこくしみじみ思う。


それでやっと単車も購入した。
中古のビッグスクーターヤマハのマジェスタ)で
赤色、250CC。重量は165キログラム。
乗り心地は快適で、パワーがあり振動も少ない。
自動車にも遜色ない速さで走れる。
250CCクラスでは一番軽量のバイクだが、
走行中は軽く快適でも、エンジンを止めて移動させる
時はもう重くて・・・
自動車学校で練習していた400CC、250キロの
バイクからみれば軽いとはいえ、160キロは重い。


我が家の敷地に手で押して入れる時に早速
倒してしまい、足元が悪くて一人で起こすことが
出来なかった。
このことではいけないと思い、筋トレの回数を
増やしたが、こんなことで対応できるのか・・


ここのところの悪天候や厳しい寒さで、まだ数回
しか乗れていない。
乗っていないと勘が狂うのでは心配になってくる。


今日も寒いけど少々無理して乗ってみた。
赤いビッグスクーターに赤いヘルメット、赤い
ジャケット、赤い手袋、ヘルメットからは伸びた髪
がなびいて・・・ヘルメットのカバーで顔は
おおわれているので60前のおばさんには見えない。


コンビニで買い物をするために単車を止めたら、
気のせいか二人の紳士がこちらをじっと見ている
ような気配がした。


ここでヘルメットを脱いだらきっとびっくりするかも
「なんだ、おばちゃんやないか!」
とがっかりさせたら悪いような気がして、ヘルメット
をとらずにそのまま店に入ったら、それはそれで
驚かれたみたい。


ヘルメットでの入店は不審者とまちがわれる。


もうヘルメットに年令でも書いておくか。


さて、この一週間。

2月2〜3日は福岡県久留米市大野城市の議会運営視察。


4日は実践倫理「女性の集い」参加。あの広い国際ホール
が参加者で満員だった。
5人の会友の体験談が披露され、子育てや親子、夫婦の
話などいろいろあるが、どの話を聞いても自分の体験と
照らしあわせて共感できるところが多かった。
特に親の介護の話は、私のこれからの課題にもなるので
学ぶところが多かった。


皆さんの話を聞きながら、どんな人もそれぞれドラマチック
な人生を歩んでおられるのだとつくづく思う。
どの人の歩みも奥行きが深い。


5日午前中は脱原発パレード参加。
集まったのは40〜50名くらいかな、着ぐるみを着たり
プラカードを持ったり、シャボン玉を吹いたり、横断幕
をもって軽快な音楽を鳴らしながら、生駒駅の北側方向
を一時間半ほどかけて行進した。
なごやかで、楽しい雰囲気のデモンストレーション。
私は当日参加で何も準備の協力はしていないが、
お世話役の方はパレードの準備で大変だったと思う。


少々残念だったのは、通行人が少なかったこと。
生駒市の人口規模では仕方がないだろう。
これからは昨年おこなわれた御堂筋の脱原発デモ
(参加者は5000人ほど)など今年も企画されるので
こういったものに合流するのも一案かもしれない。


5日午後は中央公民館で環境シンポジウム参加。
講師は脱原発論者で有名な飯田哲也先生で
広い市民ホールが満員だった。
他市の環境仲間もたくさん来ていて、飯田先生
を講師に招く生駒市が素晴らしいと賞賛してくれた。
(ここでまた、良い気分になる)


飯田先生のお話は期待通りというかそれ以上のもの
であった。
なにか人間に対する洞察力の深さも感じられた。
先生の話を聞いて脱原発の可能性が自信をもって
信じられるようになった。
もう、原発など時代遅れのエネルギーなのだと言える
日が早く来ますように。