請願書の件

前回のブログからなんと2週間以上も経っていた。
亡くなった友人のことも、時折思い出して懐かしむ程度に
遠のいてしまった。
日にちが経つとはそういうことで、癒しにもなる。
元々、「死」というものにそれほどの否定的な感覚は
なかったが、親友の死によってもっと身近で自然なものに
なった。


「死とは形を変えて生きること」 そんな気がする。


さて6月議会も残すところあと一日となった。
今回は一般質問をしなかったのだが、請願書の紹介議員に
なったことで、予想以上に負担感が大きかった。


震災ガレキの受け入れについて生駒市に慎重な対応を
求める請願書であるが、採択されるには過半数の議員
の賛成が必要であるので、それぞれの議員にじっくり
震災ガレキ広域処理の問題点について説明して回った。


なんとか可決したい思いが強かったので、粘り強く
気長に説いて回ったが、どうも過半数の賛成は
得られそうになく、とても重苦しい気持ちの2週間余り
を過ごした。


所管の環境文教委員会では各議員からの質疑に私が
回答する形。
この日に備えて猛勉強してきたが、うまく対応
できたのかどうか・・・請願書の内容が酷評される始末。


結果、請願書は委員会では否決されたが、がっかりするに
及ばず。
なんと山下市長が委員会中に「生駒市は震災ガレキは
引き受けない」と明言されたのだ。
いろいろ大変だったけど、本当に良かった良かった。


また、これを機会にそれぞれの議員と原発問題につい
て話す場を持てたのも良かった。
普段はなかなか他会派の議員と話すことがないのだ。


震災ガレキの広域処理に危機感を持っている友人達も
大変喜んでくれて、生駒市はいいなあと羨ましがる。


請願書は、本会議での採決を待つまでもなく、山下市長の
「ガレキは受け入れません宣言」により目的は達成された
ので撤回されることとなった。