病院事業特別委員会

朝夕はかなり涼しくなって肌寒ささえ感じる時がある。
虫の声も日ごとに力強さを増してきて、秋は深まりゆく。

パラリンピックも終わって結果、獲得メダル16個、
前回の北京では27個だというから数は減らしたといえ
やはりスゴイと思う。

外国の選手の中には障がいが原因で親に捨てられ、
養護施設の出身だという人が7名ほどいて、どんだけ
過酷な人生なんだと息がつまる思い。


いろいろな人生がある・・・


さて昨日は病院事業特別委員会が開催された。
市民の傍聴は7〜8名くらいで、多くは無い。


以前の特別委員会では市に対して5項目の資料請求が
出され、その回答文書の中味は、ほとんどが既に過去
の委員会で説明したものであるので議事録を参照して
ください、というものであった。


今回の特別委員会では、その回答では納得できないの
であらためて資料請求したところ、今度は詳細な資料
とともに丁寧な口頭での説明があった。


確かに議事録を素直にじっくり読むと、特段資料が
なくとも理解できるが、今回のように資料があって
口頭の説明があると理解した上に安心感まで持つこと
が出来た。


今一番多忙な時期、限られた人数の担当職員でここまで
よく準備されたと思う。


1、病床(40床)に対応するための将来スペースの
確保の必要性について

本市では入院患者の6割が市外病院に流出しており、
生駒市立病院でこの市外流出患者の6割を担う需要が予測
される。

緩和ケア病床やガンなど特定の病床に対応するため、
一般病床とは別の病床も設置したい。

亜急性期の病床を20〜30床確保する必要がある。

患者からの要望により個室増が必要な可能性がある。

将来の標榜診療科目に対応する増床が必要。



2、病院の収支計画

落札率が65%・75%・85%と3つのパターンを
想定した資料が提供された。

病院事業会計については後の市民福祉委員会で詳細な
審議がなされる。


3、地下2層による駐車場確保の必要性について

地下2階にすることによる建設費用の増額分は6億円。

地下2層にせずに、周辺土地を購入して駐車場にしたり
近辺の公有地を駐車場にしたりと、いろいろなパターンを
想定して費用や利便性安全性などの比較表が提供された。

そりゃ、どうみても地下2層式が一番いいのが一目瞭然。

それに地下2層式は駐車場だけの問題ではない、
地下部分に病院の機能を移転することによって、充分
なスペースを確保できるようになるのだ。


4、手術室が7室必要とする根拠について


1室は予備。年間手術数2600件くらいの想定である。
この中には日帰り手術や開放手術室分も含めている。

八尾徳洲会や岸和田徳洲会は手術数がもっと多いにも
かかわらず手術室が7室であるが、これについては以前
の委員会で両病院とも手術室が不足しているということを
聞いている。

また武蔵野徳洲会病院(210床)では手術室が11室と
いうのも以前の委員会で紹介されていた。


7室が多すぎるとは思えない。


5、徳洲会グループの医師の配置状況について


近辺5箇所の徳洲会病院の医師数が報告されたが、
いずれも定員数を大きく上回る医師の配置数は予想以上の
ものだった。

徳洲会グループの医師の配置は手厚い。