あれこれ

10月13日土曜日
午前は国際奈良学セミナーハウスで奈良県景観サポーター
養成講座を受講した。

今回で2回目、県の担当職員から景観法や奈良県の景観
施策の説明があり、その後近大の久教授の講座。


久教授のお話はこれまで何度も聞いているが、毎回
分かりやすく興味深いお話で勉強になる。
ただ、知識だけではなく町づくりにかける心意気の
ようなものまで伝えてくださるので印象深いものが残る。


景観に配慮した町づくりとは、そこに関わる人間の生き方
や人生観まで関係してくる。なかなか奥深いものである。


この養成講座には生駒市からの参加者も多く、生駒市職員
の方々もおられて熱心というか心強いことである。


午後からは阪口県会議員や生駒市民有志の方々と生駒駅
で反対署名収集街頭活動。


今、問題になっているのは平城宮跡の中央部分である朝堂院
を舗装工事しようとするもの。
広さにして東京ドーム一個分の広さ。現況は湿地や草原で自然
環境が保たれている。工事費用は2億円以上で事業者は国土
交通省。


1300年間ずっと自然のままであった所を、何を今更多額
の費用をかけて舗装する必要があるのだろう。
誰がそのようなことを望んでいるのだろうか・・


国土交通省によれば、歩きやすく見晴らしが良くなるといった
程度のメリットのようだが、今でも大極殿院へは通路があり
それで充分、わざわざ多額の費用で自然を破壊してまで整備
すること無いと思う。


生駒駅前で署名活動してみて、あまりこのことを知らない人
が多いことが分かった。だから現況の写真と工事後のイメージ
写真を対比させて説明すると大抵の人は、舗装工事する意義が
見出せないと呆れる。


なかなか署名を集めるのが難しかったが合計して100筆
くらいは集まったであろうか。
先日「平城宮跡を守る会」の代表が4595筆の工事中止を
求める署名を提出されたがそのうちの数パーセントでも協力
できて良かった。


国の事業ではあるが奈良県知事なら止めることもできよう、
でも今のところこの事業を容認されているようだ。


10月14日日曜日
午前は関大支部総会の会場の下見。今回は新たな場所で
行うので入念に行う。私は当日、生駒市政についてスピーチ
しなくてはいけないので、ちょっとしんどい。
井戸端会議は得意だけど、先輩方の前で話すのは緊張。


午後は「国民の生活が第一」のアピール活動を生駒駅前で
行う。協力者が10人以上集まったけど生駒市の人は
少なかったように思う。
遠くからも来てくださって、ありがたいこと。


中村氏が街頭演説して手伝いの人はチラシを渡したり、
脱原発や反消費税増税のアンケート調査をしたりした。
圧倒的に脱原発や反消費税増税を支持する人が多かったが、
未だに原発がないと電気が不足すると思い込んでいる人が
いて、残念な思い。


そこで聞いてくれる人には説明するが、頭から電気が不足
すると信じて疑わない人には何を言っても伝わらない感じ。
難しいね・・・


街頭活動のあとは三々五々に分かれてチラシのポスティング。
私はあくる日の視察準備が気になって参加せず帰宅した。
街頭活動に集まった顔ぶれを思い出すと、皆さん穏やかで
気持ちが良い人達。そしてよく情報をキャッチして勉強して
いる感じ。私もうかうかしてはおれない。


10月15・16日視察。
視察先は高松市今治市。テーマは給食事業について。
高松市では最新の給食センターを見せてもらって、その徹底
した衛生管理に「ここまでやるか」と驚くばかり。
我が家ではとてもここまで調理に気配りは出来ないというか、
かなりいい加減。


そして機械化も進んでいて、これからの給食センターとは
こういう仕様になるの感心してしまった。


アレルギーの子どもにも対応できる設備があるのが、
羨ましいところ。


今治市地産地消や食の安全にとても力を入れていて、
今治市食と農のまちづくり条例」まで制定している。


そこには地産地消は元より、有機農法の推進や食育の推進
自給率の向上まで記されてある。
そして「食料の安全性と安定供給体制を確立する都市」宣言
まで行っているのだ。


生駒市としてはここまでは及ばないけど、少しでも近づきたいと思う。