続き

11月3日「脱原発県議会議員連盟による県民の集い。


奈良県議会では超党派14人の県議が、全原発停止・
計画的廃炉・安定的電力の供給を目指して、今年8月
脱原発議員連盟が発足した。

このような超党派県議で脱原発連盟を組織しているのは
全国で唯一奈良県だけらしいのが意外だった。
それだけに大変意義のある取組みである。


会場には連盟の県議は元より、奈良県下各自治体から
議員が参加していた。生駒市からは私一人だったのが
少々残念。


講師は原子力資料情報室共同代表 西尾 漠氏
ソフトな語り口で原発労働者被曝、使用済み核燃料
、核テロリズム等について話された。


被災地から奈良に避難してこられたお母さんの話では
子どもの健康を気遣う母親の気持ちが切々と伝わって
きて胸が熱くなった。被災地では避難したくても
出来ない母子も多くおられると、言葉を詰まらせながら
話されたが聞いていて切ない気持ちになる。


宮本県議からは実際に被災地支援に行った報告がされた、
仮設住宅の住民の声として将来の不安や東電・政府に対
する落胆や不信感が多く寄せられたという。


参加者からは数多くの質問や意見が出され時間が全く
足りないくらいだった。
中でも印象的だったのが核廃棄物に対する意見で、
使用済み核燃料は各原発建屋内の使用済み核燃料プール
に貯蔵されているが、これまでどおり原発を稼動させると
あと6年で満杯になり貯蔵できなくなる。
もう好むと好まざるにかかわらず、原発は稼動できない。
と、力強く発言されたのが印象的だった。


この度の「脱原発の集い」は専門家の話や、避難された方
の体験談、現地視察報告、会場からの活発な意見など盛り
だくさんで実のある集会だったと思う、また第二弾も計画
されているようで次回も是非とも参加したい。


11月4日 いこま棚田クラブ作業日 ここのところ参加
できなくて久しぶりの野外作業だった。
この日はソバの刈り取りで、刈ったソバを藁で結んで束ねる
作業。私はうまく藁で結べない、地元との共同作業だったの
でもたもたしている私を見かねて長老が手ほどきして
くださった。
今頃の季節は野外作業にうってつけで、
働きやすく気持ちがいい。


ただここにきて気がかりなのが、棚田クラブ先輩のこと。
西畑でスタートしてから10年近く経つ、当初の発起人メンバー
も70歳前後になってきて中には体調が悪くなって来れなくなる
先輩も出てきた。
これらの先輩方はとても個性豊かで、それが棚田クラブの魅力
にもなっているのに段々欠けていきそうなのがとても淋しい。
人間いつまでも元気に動き回れるわけではないと分かっていて
も、いつかは離れざる終えない時期が来ると思うと淋しい。


どうかできるだけ別れが先の先延ばしになりますように。
本当に味わいのある先輩ばかりだから、替わりの人はなかな
かいないよ。