小中一貫教育懇話会

2月14日生駒北小学校で小中一貫教育懇話会が開催された
傍聴ができるので伊木議員と共に参加した。


会場には新聞社の人が2名くらいと市会議員も来ていて、全部で
6名ほどの市議が傍聴にきていた。


冒頭の挨拶で教育長が13年度予算ではスーパースクール関連を
計上せず、もっと懇話会等の意見を集約した上で14年度予算編成
を見据えて10月末をめどに懇話会の意見をまとめてもらいたい。
と話されて、内心安堵した。


今この状況でスーパースクールの賛否を求められても、当該地域の
市民の意見が割れているようでは、議会としても決断しにくいもの、
当初の計画からずれ込むにしても、ここは丁寧に対応した方が良い。


懇話会が始まって一時間近く座長である教育大学教授の小柳先生が
全国の小中一貫教育の現状と成果、課題について講義をされた。
すでに生駒市教育委員会からの説明と重複する部分も多々あった
が、専門的に研究され他の小中一貫教育にも取組まれてきただけあ
って、豊富な実例と体験を交えてのお話は説得力があり気持ちを前
向きにしてくれる。


懇話会の委員からも「この先生のお話を、地域の人々に聞いてもら
ってはどうか」という意見が出た。


懇話会委員の半分以上の人は小中一貫教育に前向きであるような印
象を私は受けた。


出された意見としては
・小中一貫を北に限らず全市的に取組んではどうか
・小さな学校では教員の数が少なくて手一杯、余裕が無い。小中一
 貫 は(こういったことを解決する)チャンスだ
・当地で新しい学校文化を作っていく、課題さがしばかりをしても
 仕方ない。
・新しい取り組みをやってみたい

・中一ギャップは解消しなければならないのか。北は人間関係が
 固定されている、これが9年間続くことが不安。会議が増えたり
 教師の負担が増える。


この意見に対しては、座長からも意見があって
・意図的に乗り越えられるギャップは残しておく、なだらかなだけ
 ではダメということが分かってきたから。
・教師の会議が多いのは小中一貫の過渡期・立ち上げ期で段々、
 進め方が分かってくると会議は減ってくる。
 確かに軌道に乗るまでは大変で地域や保護者の協力が必要。
 しかし、反面遣り甲斐もある。


その他、委員からの意見は
・大変な過渡期には生駒市から特別のサポートをしてほしい。
・小中一貫が生徒減少の防止になるのか・・・

というような意見が寄せられた。


全国的には小中一貫はうまくいっているところが多いように
聞いてはいるが、当該地域の市民の意向が一番反映されなければ
ならないだろう。