地域ネコ対策

2月15日は大和郡山市役所へ飼い主不明ネコ対策を聞きに行った。
3月議会前の多忙なこの時期、地元の議員でもないのに時間を
さいて頂いて本当に恐縮したが、担当課長と係長が丁寧に対応して
下さりありがたかった。


なんとか打開策はないかと希望を託して郡山市の取り組みを聞かせ
てもらったが、当初の予想とは違っていて当市は「地域ネコ対策」
としての取組みではなく、飼い主不明ネコを減らすという目的で
不妊手術助成金の交付を行っている。


地域ネコ活動に必要な・手術したネコを元の場所に戻す・餌をやる
・糞尿の始末をするという観念は除外されているので、手続きが
簡略化できるわけだ。


この助成制度についてのトラブルは今のところ一件も無い。


飼い主不明ネコを減らすという成果は上がっているし、市民から
苦情相談があれば内容を聞いたうえで、愛護ボランティアを紹介
したりしている。
行政とボランティアとの連携という面では参考になった。


郡山市は年間50万円枠の助成金を半年で使い切ったという、
これからも継続していきたいとのことであった。
決して小さな金額ではないけれど、この額は不妊手術件数が増えれば
確実に減っていく。


生駒市では不妊手術と地域ネコの取り組みをセットで行っているので、
住民への地域ネコ啓発が欠かせない。


物心両面で苦労されているボランティアさんが、なんとかもっと活動
しやすくなる手立てはないものか。


午後、映画「東京家族」を見に行った。
とても良い内容で、登場人物が泣くとこちらまで泣けてきてどうしよう
もない。
久しぶりに子どもに会いに来た年老いた両親と、迎える子ども達の微妙な
気持ちのすれ違い。
老親が望んでいることに、なかなか気持ちが至らない子どもたち。
仕事や子育てに忙しく余裕がないせいもあるが、なんか哀しい感じ。


哀しさとほのぼのした温かさが残る作品だった。


84歳の母と見に行ったのだが、母は「淋しい映画やな、現実感ありすぎ。
私らくらいの歳になったらもっと明るい面白い映画の方がええわ。」
と言った。


私は息子や娘にこの映画を見てもらいたいね。


「孝行したいときには親は無し」墓に布団はかけられない。
と登場人物も言ってました。