市議会基本条例説明会

昨日生駒市役所で市議会基本条例の説明会が一時から開催された。
あまり市民には馴染みのないテーマだけに、どれだけの人が集ま
るかと思ったが、20名程の市民とマスコミ、市役所職員、傍聴
議員が参加した。


会場が広かったので、閑散とした感じではあったが、このテーマ
で20名近くの市民が集まったことは、私はなかなかすごいこと
だと思う。意識が高いのだ。


説明会は議会改革特別委員会の議員9名によって運営された、
委員以外の議員は当日何の手伝いもせず、傍聴しただけで何か
9名の方ばかりに負担をかけてしまった。


思い返せば議会改革特別委員会は開催回数が多く、開催時間も
長くて大変労力を要する委員会だった。
9名の委員には本当にご苦労掛けたものだと思う。


説明会は基本条例の説明がそれぞれの条文ごとにあって、1時間
20分くらい費やした、それから20分の休憩があってその後
参加者からの質問が1時間くらいあった。


質問内容は、基本条例をよく勉強されたことが伺えるもので
・4条について、請願者や陳情者が意見陳述を希望したときは、
 出来るように明文化すべき。
・6条について、市民懇談会では各議員の意見や議決行動につい
 ての意見を聞けるようにしてほしい。
・15条について、調査機関の設置について公募市民も加えては
 どうか・・・・等


あと反問権を認めるべきである、という意見が特に強かったような
印象だった。今の議会では議員は行政に質問できるが行政(市長や
職員)は議員に質問出来ないことになっている。


山下市長はしばしば反論はされるが、議員に質問は出来ない、
質問は議員からの一方通行。


全国的にみても行政に反問権を認めているところは少ないが、
ぼつぼつ先進的とされている議会は反問権を認めだしてきている、
今後この傾向は強まっていくことだろう。


私も反問権はあったほうがいいと従前より考えていた、にも係らず
議会内でキチンを意思表示せず、意見をつたえる機会を逸して
しまったことが悔やんでも悔やみきれないくらいの後悔である。


期限を定めて各議員の意見を文書で要請されていたのに、期限を
失念していた、あるいは反問権を認める議員が少ないので諦め
モードだった・・・いろいろ言い訳はあろうが、とにかく沈黙して
いた自分の不甲斐ないことよ。


今の議会の現状では反問権は認められないことで固まっている、
あとはパブリックコメント次第なのか、パブリックコメント
反問権を求める意見が多ければまた変更の可能性があるのかが、
まだ分からないところであるが、まだ反問権について意見を
言えるチャンスが巡ってくるだろうか。