母親のこと

昨日、奈良市の介護認定担当職員が病院まで出向いてくださって、
母親の介護認定の為の聞き取りをしてくれた。


脳内出血で倒れるまでは、母親は一人で大阪まで外出が出来て
いたので、要支援にすら該当しなかった。


それが今は長期入院でリハビリに励む日々、少しずつ向上は
しているが、重度の障害であることには変わりない。


本来は本人が答えるところを喋れないので全て私が答える。


座る、立つ、歩く、食べる、トイレなど全てに介助が必要で、
しかも介助は看護師さんでも無理な場合が多く、リハビリの先生
でないと出来ない。

そして座る、立つの姿勢は長く保てない。歩くのは1メートルくらい。

寝たきりでもないが、寝返りを打つのも困難なくらい動きは不自由。

栄養補給は、ほぼイロウである。
ほとんどしゃべれず、字も書けないので意思伝達が困難。

数の観念は曖昧で記憶に困難はあるが、認知症ではない。


腸の働きが悪く、一日長時間の痛みが伴う。

これでどれだけの介護度になるのだろう。結果は2〜3週間後に通知
される。

意識がはっきりしているので、いつまでも病院というのも可哀相だ。
来年中にはこちらで引き取ってお世話したい、という気持ちはあるが、
この重度の障害の状態では、面倒見切れるのか全く自信が無い。


いつもこのことで、迷いと悩みがある。

考えても考えてもどうしようもなく、とにかく自信が無いという気持
ちを打開すべくこの12月から介護職員初任者研修なるものを受講する
ことにした。

朝から夕方までの講座が15回、実技演習もあって、ついていけるやろ
かとこれまた不安の種。