介護職員初任者研修

今日、第1回介護職員初任者研修講座が布施駅付近の事務所であった。
受講生は16名、ほとんどが若い人で男の子も三分の一くらいいた。

なかには主婦らしき人が4名ほどいたが、私が一番年長者のようだ。
全員自己紹介して受講の動機を話した。


すでに介護や医療現場で働いていて更にスキルアップしたい。
資格をとって自分に自信をつけたい。
人とかかわりたい。

私のように身内に要介護状態の人がいるから、という方も数名いた。

授業は朝から夕方まで、かなりみっちり。
分厚いテキスト3冊、今日は勉強だけだったが次回からは実習もある。
長時間の講座だが全く退屈しなかった。
かなり詰め込んだ内容だったが、議員として多少なりとも介護に関する
知識があったので今日のところはなんとかついていけた。
だけど全く知識がなかったら、かなり混乱しただろうと思う。


すでに現場を経験している人は別として、今日初めて介護の勉強をスタ
ートした人には難しかったのではないだろうか。


午前中の講師は車椅子の男性だった、18歳のとき事故で脊髄を損傷
し下半身麻痺、上半身は腕は動くが指は動かない。
多感な青春時代に障がいを負って泣きながら過ごし、心の病にまで
なった。

そんな彼が、足が不自由な幼馴染に励まされて生きる意味が見出せ
たそうだ。
「障がいがあっても幸せになろう」とその友人は彼に言った。

今は人と係る喜び、就労の喜びを得て自分らしく生きることができ
ている。

介護は対人援助だから特に人権を意識するようにと力説された。

とにかく説得力がある。


午後は介護現場経験豊富な女性講師。
介護保険制度や介護保健サービスについて、こまごまとした沢山の
事項を多くの実例を交えて解説してくださったので、長い講座も
集中して聞くことが出来た。


あと14回の講座、どんな内容がとび出すやら・・楽しみ。
これで介護に自信がもてるようになればいいのだけれども。