ガイドヘルパー研修

今日で2回目の研修、あと残り1回で終了。
もう介護関連の研修も終わりかと思うとなんだか心残り。

ガイドヘルパー研修も期待通り楽しくて、長時間でもずーっと集中
して受講できる。

身体障害者の外出をサポートする介助で、車椅子での移動技術や心
得を学ぶ。

病気の症状によって車椅子の種類や体の固定方法が異なるので、
病状による動きや体の変化の知識も必要だし、会話も利用者の症状
に合わせた工夫が必要になってくる。


また外出先での多目的トイレの把握や食事の介助、体調が急変した
時の対応も学ぶ。

実際に車椅子を使って段差の乗り越え、トイレへの移乗、横移動な
ども体験した。

最終回は実際に町にでて車椅子に乗ったり、押したりして電車に乗っ
たりお店に入ったりする。
何台もの車椅子が連なって町を闊歩したら、道行く人は目を見張るか
もしれない。

このガイドヘルパーの研修が終わって次取るとしたら難病等ホーム
ヘルパー養成講座かな。

でもいくら研修や勉強が楽しいといっても、実際の介護となれば
きっと厳しい仕事なんだろうと思う。

ほぼ毎日、母親のいる老健に行って、介護職員さんの仕事ぶりも
つぶさに見学しているが、特に大変だと思うのが夜間の仕事。
20人の入所者を一人で担当する、これはどこの介護施設でも
この基準で、入所者が夜は静かに就寝しているとは限らない。
たいていの人は夜間何度かのトイレ介助があり、なかには徘徊
する人も出てくる。

一人で対応するのはあまりにも大変すぎる、せめて二人対応に
なればと思う。

私の母も夜中2時間おきにコールボタンを押すと聞いて、
意外だった。
在宅介護になって2時間おきに起こされたら、これはつらい。

実際の介護の仕事は大変であるとしても勉強する分には、とても
有意義で楽しい。
将来誰かを介護する場合、また自分が介護をされる場合にも役立
つし、何より老いや死、障害を持つということや人生、人権に
ついて深く考えさせてくれる。
そして以前より人に対して優しい眼差しを持てるようになった。

これから何か勉強したい人には、介護職員初任者研修が断然
おすすめである。