とうとう還暦に

昨日4月8日、とうとう私は還暦になってしまった。
ありがたいことに日本国中の人がお祝いしてくれた、当日は花祭り
お釈迦様の生れためでたい日として。

昔なら還暦では赤いチャンチャンコを着てお祝いしたものだが今時
そんな人はいないだろう、平均寿命が延びて60歳といってもまだ
中年の範疇ではないか。

とはいえ、還暦の誕生日は何かこれまでとは違った趣がある。
おそらく人生の3分の2以上は来た、これからは余生をどう生きるか
という心境だ。

私の友人には還暦を迎えることなく旅立っていった人たちがいる、
こんなに早世するとは若いあの時には予想もつかなかった。
別に不摂生であったわけでもなく、むしろ健康的で人並み以上に
体調管理に気配りしていた。
それでも病に倒れる時は倒れる、これはもう宿命的なもので個人
の力の及ぶところではないような気がする。


私も60年間も生きてこれたのは結構スゴイ事だと思う、あと
どれだけの命があるのだろう 5年、10年、20年・・・30年以上は
ちょっと難しいか。


自分が長生きするのか、まもなく逝ってしまうのか全く分から
ないけど、すくなくとも親よりは長生きして見送るのが努めである
と決めている。


とりあえず20年後の自分をイメージするのも面白い、介護施設
80歳のヘルパーとして年下や同年代のお年寄りを介護している
自分を想像すると何だか楽しい、それくらいの元気があればいいな。
なにしろ60歳で真っ赤なバイク乗り回すくらいだから、順調にいけば
それくらいの元気は残っているかもしれない。